実践から学ぶことが最大のスキルアップ

現在、エンジニアを職業として働いている人も、これからエンジニアを目指そうとしている人も、普通はスキルアップというとシステムやプログラム関係の講座や講習を受けたり、資格を取得したりすることと考えがちです。もちろん、資格というのは客観的に技能がある事を証明するものになりますし、学習する過程で知識も身に着きます。

しかし、その知識や技能を仕事の中で活かさなければ、スキルアップしたとは言えません。何といっても、仕事上で苦労するのは顧客が要望するシステムを形にして、実際使えるものに仕上げていく事です。顧客とのやり取りや同僚との共同作業というのが特に苦労する所で、よくコミュニケーションを取りながらシステム開発を進行させていかないと、後でズレが出てしまい、またやり直しという結果になります。資格を持つのはもちろん良いことですが、実際、システムの開発に携わり仕事をこなすことが最大のスキルアップになります。資格というのは、それを補助するためのツールだと考えた方がいいでしょう。それを踏まえた上で、これから、エンジニアを目指して就職活動をしようと考えている人はその企業でどんな資格が必要であるかを良く把握しながら学習する必要があります。

面接時にも、なぜその資格を所得したのか明確に回答出来れば、企業側としては、とても論理的で意欲的、実践的な人物に写ります。実際の現場で、どのようなスキルが必要とされるかを把握し、準備した上で行動する事がエンジニアとして活躍する上でのスキルアップに役立ちます。